約 164,754 件
https://w.atwiki.jp/galgerowa/pages/245.html
私にその手を汚せというのか ◆tu4bghlMIw 「ッ!?」 「…………え?」 二人の反応は彼女達の"名前が呼ばれた人物との関係"を考えれば、明らかに違和感のあるものだった。 "彼女"と直接的な面会をしたことも無いことりが、両手を口元に当てて驚きを露にする。 肩を大きく震わせ、目を大きく見開く。 まるで、自分の親友が死んだ知らせを聞いたかのように。 一方で、"彼女"と無二の親友であるはずの舞にまるで顔色の変化が無かったのだ。 ただ一体何が起こっているのか分からない、そんな表情で虚空を見つめるだけ。 無。一切の無。 普段から寡黙な様相を浮かべる舞ではあるが、それはただ言葉を口にしないだけ。 身近な人間、例えば"彼女"や"彼"ならば舞の微妙な表情の変化にさえ気付くかもしれない。 だが、そんな空想観測的な事例を挙げても今回の舞はどこかおかしかった。 その瞳が何を見つめているのか、隣にいることりにはまるで判断が付かない。 「ま、舞……その」 「…………」 ことりは舞から佐祐里という人物の話を色々聞かされていた。 毎日一緒にお昼に彼女が作ってきたお弁当を食べること、 誕生日プレゼントにオオアリクイのぬいぐるみをプレゼントしてくれたこと、 言葉の端々から舞が彼女を本当に信頼していて、本当に大好きだということが伝わって来た。 それなのに、それなのに。 ――倉田佐祐理は死んでしまった。 舞は、この現実を直視できるのか。いや、そう簡単に行く問題でも無いだろう。 自分だって例えば朝倉君が死んでいたとしたら……平静を保っていられるかと言われれば嘘になる。 何も言葉を発せなくなったり、目の前が真っ暗になったり……。 心神喪失状態に陥り、何も手に付かなくなってしまうかもしれない。 何とかして舞を励ましてあげたいと思うものの、適切な言葉が見つからない。 言葉、それだけでは無い。 こんな状況では明るく振舞うのが良いのか、それとも黙っている方がいいのか。 そんな基本的な接し方さえまるで分からないのだから。 「……こ……とり」 「舞?舞?大丈夫、しっかりして!!」 「ことり……は、教会に、行きたい?」 舞が顔を下げたまま、呟く。 どんよりとした雨雲のような無機質な声。 今すぐにでも何かが溢れ出しそうなくらい、脆くなった声。 「ううん、もうそれはいいの!! 舞が行きたい所なら何処にでも付いて行くよ!! ね、だから元気出して」 確かに自分は教会に行きたいと言った。 だが、それは放送を聞く前の話だ。 少なからず『死』を連想させる場所である教会に、わざわざ舞を連れて行くなどという残酷な真似はもうするつもりは無い。 「ご……めん……少し、一人……に、させて」 「舞!!」 「一人にさせてッ!!」 絶叫。 永久の眠りも覚めるような、心の底からの叫び。 空気も、時間も何もかもがその鼓動を停止させたような錯覚を覚える。 ことりは舞を出来るだけ慰めようと、距離を詰めようとする。 「ごめ、ん……ことり。これ以上、近づか……ないで」 「どうして……舞、そん……な……」 独り言を呟くような、他人が聞き取るには酷く困難な全く張りの無い声。 エメラルドのようだった碧色の瞳はすっかりと輝きを失い、まるで濁った苔水のようで。 自分の目の前にいる人間は本当に今までと同じ人間なのだろうか。 もしかしたら、ことりは信じたくなかった、否定したかったのかもしれない。 ほんの数時間前まで一緒に、 笑いあって、 食事をして、 短い間でも本当に楽しい時間を過ごした。 そんな人間が自分に銃口を向けているのだから。 黒い、吸い込まれそうなくらいの漆黒に染まった黒鉄の凶器。 震える手に支えられた銃身が、それでも真っ直ぐと自分に合わせられている。 ぽっかりと明いた空洞はまるで全てを飲み込むブラックホールのようで、見つめているだけで吸い込まれてしまいそうな……そんな暗い、闇。 「教会へは……一人で、一人で行って。今の……私は何をするか……分からない、から」 「舞……!!」 「……バナナ、美味しかった」 最後に舞は少しだけ微笑んだような、そんな気がした。 だけど気が付けばその表情はまた辛そうな顔に戻っていた。 ――何か、何か言わなければいけない。 このまま黙っていては舞はどこかに行ってしまうだろう。 それは駄目だ。 何がどう駄目なのか、上手く説明は出来ない。 けれど、このまま舞を一人にしてはいけない。 相手は舞なのだ。 "何をするか分からない"なんて台詞、冗談に決まっている。そう、普通に考えれば分かることだ。 舞が?自分に?……有り得ない。そんなことがある筈が無い。 頭の中でそんな自問自答がグルグルと回り出す。当然、概算速度はそれほど早くは無い。 漫画のようにスーパーコンピュータもビックリな状況分析を、コンマ何秒かで行えるような人間離れした技能は持っていない。 ならばどうすれば……。 ――そうだ、忘れていた。 分からないのならば、"視ればいい"んだ。 この島にやって来てから急に復活したチカラ。 今までの自分のように、相手の心の中を覗いて一番適切な対応を取ればいい。 そうすれば必ず舞は立ち直ってくれる。 もう一度、笑ってくれる。こんな……悲しい顔をしないでもよくなる。 最高の解決策も、手段も全て揃っていた。 後は……もっと近くに。近くに行けば視えるかもしれない。 頭ではその事が痛いほど分かっている筈だった。 それなのに。 ことりの脚はその場に根でも生えてしまったかのようにピクリとも動かなかった。 否、動かせなかった。 どんなに脳が両脚に"前進せよ"という指令を出しても、全力でソレを"身体"が拒否する。 舞はどんどん離れて行く。 背中を見せ、多少の早歩き程度のスピードで進む彼女に追いつくことは至極簡単なはずだ。 ならば、どうして? これじゃあ、まるで。 舞の"何をするか分からない"という台詞が、嘘じゃないことを認めているみたいだ。 ■ ――ここは何処だろう。 ことりと別れてから、大分歩いたような気がする。 いや、違う。 気が付けば走っていた。 あの子と別れてすぐの間は、まだ足取りは重かった。 でも進めば進むほど、心拍数が増し心臓の鼓動が早くなればなるほど、自然と歩く速度も上がり、いつの間にか私は走っていた。 辿り着いたのは大きな鉄の塊。 ここに来るまでの間、何か大きな音を聞いたような気もしたが、今の自分にはそんな事は全く関心が無かった。 どうして、どうして、佐祐理が。 目の前には訳の分からない大きな塔。 携帯電話などの電波を送信する円柱型の電波塔ではない。鉄が網目模様のメロンのように交差し、一つの外殻を成している。 送電用の施設か何かなのだろう。 舞は四角錐を構成する支柱の一本に手を付け、そのまま縋りつくように顔を押し当てた。 溜め込んでいた想いが、ついに、決壊した。 「佐祐理…………佐祐理ぃぃぃ!!!!!」 舞は叫んだ。 腹の底から出せるだけ、今まで生きて来た中で一番の大声で。 出てくる言葉は意味の無い、文字の羅列だ。 意味のある言葉はきっと"佐祐理"という単語一つだけ。 それも涙と鼻水のせいで濁点交じりになってしまっている気がする。 だけど、それでも良かった。 名前を、名前を呼んでいる間だけは自分と佐祐理の中で何かが繋がっている気がしたから。 ――死んでしまおうか。 ふと、手の中の拳銃を見てそんなことを思った。 もしも持っていたのが普通の刃物であったならば、こんな事は思わなかったかもしれない。 ただズッシリとその質量を誇示している物体の魔力は途轍もなかった。 誘惑。死への誘惑。 もう佐祐理がこの世にいないという事からの逃避。 今自分に圧し掛かる切なさ、苦しさからの解放。 全てが満たされる。ただこの引き金に少しばかり力を込めるだけで。 全てが、すべてが、何もかもが。 (佐祐理……守れなくて、ゴメン。私もすぐに、そっちに行くから) 銃口を喉元に押し付ける。 冷たい鉄の感触が全身に悪寒となって走った。 冷や汗が首筋を伝うように流れる。 『――あーもしもし?そこの貴女、聞こえてる?』 「……え?」 黄泉路へと向かう決心を固めた、その数秒後。その声は響いた。 だが、これは……いや有り得ない。 なぜならこの声の主は……。 『あ、やっと気付いてくれたのねぇ。良かった、自殺しちゃうのかと思ったわ……フフフ。分かるでしょ?鷹野、鷹野三四よ』 「……どうして。今は、まだ、十二時じゃ……無い……」 忘れたくても忘れるはずが無い。 ほんの数分前に佐祐理の死を伝えた張本人。 そしてその原因を招いた、この島における絶対的な権力者・鷹野三四。 『フフ……特別なの、貴女は。いえ、貴女達は』 「……どういう……意味?」 ……何を、言っている? 『単刀直入に言うわ。実は倉田佐祐理さんはまだ死んでいないの』 ……え? 『あら……驚いて声も出ないのかしら。フフフ、そりゃあそうよね。無理も無いわ』 「……本当、本当なの!?佐祐理は、佐祐理はまだ生きて……いるの!?」 『ほら、もう元気になった。クスクス、本当の話よ』 ――佐祐理が生きている。 その台詞を聞いた瞬間、自分の中の何かが息を吹き返したような気がした。 止まっていた歯車が回り出す。血液が全身を循環し始める。 彼女の言っている事が本当だという保証は全く無い。 だが、主催者である彼女が自分にそんな嘘を付く必要性が見出せなかったのも事実だ。 それにわざわざ自分を選んだ理由も分かりかねる。 『ただ……ね、危ない所だったの少し。彼女ね、少ーしだけ怪我をしちゃったのよ』 「……怪我?佐祐理が?……誰が、誰がそんな事を……」 佐祐理が怪我をした。 そう鷹野に告げられただけで、佐祐理を傷付けた見知らぬ人間に対して激しい憎悪の念が沸き起こる。 『ソレはわが……ッ!!ん、私にも分からないわ。でも、私が今、貴女に話しているのは一つだけお願いがあるから……なの』 「…………お願い?」 『殺して欲しいの。あなたの眼に映った人間、全て。知り合いだろうが何だろうが、一人も残さずに』 「……な」 ……殺す? 知り合いも含めてであった人間全てを? 祐一も、ことりも、あゆも、名雪も、千影も皆……? 『放送で死んだ人、結構いたでしょ? 十……一人、そこから倉田佐祐理さんを抜いた丁度十人ね。 でもまだまだ足りないの。"ハンター"の役目に回る人間の数が』 「……拒否権は無い、ってこと?」 『クスクスあら、もちろん強制はしないわ。人を殺すには覚悟も度胸も力も全部必要だもの。生半可な人間は必要ないわ』 手の中のニューナンブM60を更に強く、握り締める。 さっきはバナナが減ってしまった事に、 軽くショックを受けたが千影から銃の予備弾を貰った事がこんな風に役立つ時が来るなんて。 皮肉なものだ。 私は元々八発だけしか弾丸を持っていなかった。 なぜなら、八では……足りない。 「……や……て……」 『……?御免なさい、声が小さくて聞き取れなかったわ。もう少し大きな……』 「これだけは、約束して。佐祐理を絶対、絶対死なせないってこと」 走馬灯のように今、この島にいる知り合いの顔が浮かんでは消える。 自分はコレから人として、進んではならない領域へと向かうことになるだろう。 それでも。 自分にはこの選択肢しか無いことは分かっている。 心の中の記憶のアルバムを一枚一枚剥がして、そして燃やしていかなければならない。 真っ黒な灰が積もれば積もるほど、私の中の"人間"も消えていくのだろう。 銃と鉄と硝煙の匂いだけが支配する世界へ。 だけど、佐祐理のためならば。 どれだけ自分の手を汚しても構わない。 『――勿論。フフ、安心して。貴女が最後の一人になったらちゃーんと合わせてあげるから』 「……約束」 それきり鷹野三四の声は全く聞こえなくなった。 舞は目の前の、鉄塔を見上げた。 この建造物はどうみても送電用の施設だ。自分は機械にそれほど詳しい訳では無いが、こういう重要な施設には放送用のマイクか何かが付いているのだろう。 ダイレクトに私の場所を特定して、コンタクトを取ってきたのかもしれない。 何故、佐祐理だけ? どうして私を? アチラ側の意図は分からない。 ただ、理解しようというつもりも既に無い。 それでも、私にはもう"鬼"になることしか出来ないのだ。 「……佐祐理、必ず助けるから」 ■ 「行ったか……」 B-6エリア、鉄塔。 用途不明のこの鉄の建造物の丁度中ほどに彼は止まっていた。 眼下には厳しい表情のまま走り去る女の姿。 名前は……分からない。もっとも、既に彼女に対する関心はほとんど薄れていた。 彼が彼女に関して知っている事は、その口から出た『佐祐理』という名前だけ。 先の定時放送の内容から考えてそれが名簿に載っていた『倉田佐祐理』であることは分かっていた。 こんな事ををしたのには大した理由は無い。 実際問題、彼女をあのまま放置していればおそらくそのまま拳銃で自分の頭を打ち抜いていただろう。 だが黒鉄の塊を彼女が自らの喉元に押し当てた時、ふと思ったのだ。 "もしかしたら使えるかもしれない"、と。 この女がこのまま自殺したとしても、得られるものは自分には到底扱えない拳銃、そして一人の死亡者。 ならば、少しでも多くの参加者を道連れに、彼女に逝って貰った方が得策ではないだろうか。 だから声真似をして話しかけた。 あの、忌々しい女の声で。 結果は上々だった。 女は見事に騙され、修羅の道を歩む事を選択した。 疑心暗鬼もそして愛情も突き詰めれば他者への強力な執着心に過ぎない。 そこを刺激してやれば人間を操ることなど容易いのだ。 定時報告で名前を呼ばれた人間が生きている、そんな事有り得るはずが無いと考えれば分かるはずなのに。 もしもそんなケースが存在していれば、この殺し合いを根底から揺るがすことになってしまう。 「……この場所にもう用は無いな」 土永さんはその翼を広げ、大空へと消えた。 その瞳が映すものは最後の一人、いや一羽になるまで勝ち続けること、ただそれだけ。 ■ 「……っ……はぁっ……はぁっ……!!」 ここは……どこだろう。 あの後、しばらく脚が全く動かなかった。 でもことりはなんとかココまで来る事が出来た。 舞がどの方向に行ったか、正直まるで見当が付かなかった。 彼女がこの場所にやって来れたのは全て偶然の産物なのだ。 「舞……どこなの?もう……会えないのかな」 そんな事を呟くことり。 見上げた空。輝く太陽。もう良い時間だ。何をするにも最高のはずの。 しかし、彼女の頭の中は今起きた事で一杯だった。 突然こんな場所に連れて来られて、そして人の死を沢山この目で、耳で味わって……。 だからか、ことりは思わず視線を下げた。 その場所にあったのは。 「これは……羽根?」 顔を出した太陽に照らされ、キラキラと光る羽根が落ちていた。 基本的な色合いは緑色だが、光の反射の関係で角度によっては虹色にも見える。 ことりはその羽根をしばらく見つめると、デイパックの中にそれを入れ何処かに歩いていった。 【B-5 森中部/1日目 朝】 【川澄舞@Kanon】 【装備:ニューナンブM60(.38スペシャル弾5/5) 学校指定制服】 【所持品:支給品一式 ニューナンブM60の予備弾99 バナナ(フィリピン産)(3房)】 【状態:不安定】 【思考・行動】 基本方針:佐祐理のためにゲームに乗る 1)佐祐理を救う 2)全ての参加者を殺す 【B-6 森/1日目 早朝】 【土永さん@つよきす-Mighty Heart-】 【装備:スペツナズナイフ】 【所持品:支給品一式、祈の棒キャンディー@つよきす-Mighty Heart- 多機能ボイスレコーダー(ラジオ付き) 】 【状態:健康】 【思考・行動】 基本:最後まで生き残り、祈の元へ帰る 1:自分でも扱える優秀な武器が欲しい 2:どこか一箇所留まったままマーダー的活動が出来る場所を探す 3:基本的に銃器を持った相手には近づかない 【B-6 鉄塔/1日目 朝】 【白河ことり@D.C.P.S.】 【装備:竹刀 風見学園本校制服】 【所持品:支給品一式 バナナ(台湾産)(4房)虹色の羽根@つよきす-Mighty Heart-】 【状態:不安、疲労(小程度)】 【思考・行動】 基本方針:ゲームには乗らない。最終的な目標は島からの脱出。 1:舞がいなくって、どうしたら良いのか分からない 2:仲間になってくれる人を見つける。 3:朝倉君たちと舞の友達を探す。 4:千影の姉妹を探す。 ※虹色の羽根 喋るオウム、土永さんの羽根。 この島内に唯一存在する動物、その証拠。 【備考】 ※テレパス能力消失後からの参加ですが、主催側の初音島の桜の効果により一時的な能力復活状態にあります。 ただし、ことりの心を読む力は制限により相手に触らないと読み取れないようになっています。 ことりは、能力が復活していることに大方気付き、『触らないと読み取れない』という制限についてはまだ気づいていません。 第三回放送の時に神社に居るようにする(禁止エリアになった場合はホテル、小屋、学校、図書館、映画館の順に変化) 083 童貞男の苦悩と考え 投下順に読む 085 Sacrifice of maiden 083 童貞男の苦悩と考え 時系列順に読む 085 Sacrifice of maiden 067:少女連鎖 川澄舞 090 無垢なる刃 064:信じる声-貫く声-偽る声 土永さん 089 童貞男の孤軍奮闘 067:少女連鎖 白河ことり 088:復讐鬼とブリーフと
https://w.atwiki.jp/mokac/pages/23.html
スキル コマンド まじかる 特技 スキル TALENT 名前 習得 必要CP 効果 種族(人間) - - 電波に弱い 直情 - - 狂暴になりやすい 無口 - - 沈黙になりやすい 未来永劫の友 - - 致死ダメージを受けた佐祐理を庇う COMMON 名前 習得 必要CP 効果 一途 - 15 魅了・幸福耐性 基礎鍛錬 - 15 病気・毒耐性 眼鏡 - 10 盲目耐性 PARAMETER 名前 習得 必要CP 効果 ? ? 40 ? 物知らずなヒロイン - 30 攻撃上昇LvX*10% 痛みを省みない心 - 30 防御上昇LvX*10% 見極め Lv10 20 命中上昇Lv1 5%, Lv2 8%, Lv3 10% 避けることの大切さ 見極めMASTER 20 回避上昇Lv(X-1)*5%+15% 一撃離脱 Lv15 15 後列による通常攻撃と特技の使用制限を無視 夜の剣士 Lv30 50 全ての特技の性能を強化 BATTLE 名前 習得 必要CP 効果 戦闘指導 Lv25 40 戦闘時、前後に隣接した味方1人のダメージを増加 魔物を討つ者 - 20 妖魔系の敵にダメージ増加Lv(X-1)*15%+30% 決死の剣 - 30 自分への回復効果半減・ダメージ30%増加 不省の剣 Lv25or決死の剣MASTER 30 自分の防御、魔防を割合減算し、その分を攻撃に加算 捨身の剣 Lv35or不省の剣MASTER 30 攻撃特技使用時、MPと同時にHPも消費することでダメージ増加 先駆け - 20 戦闘開始時一番最初に行動 無刀取り Lv10 30 一定確率で物理攻撃無効化 ? ? 40 ? 剛剣 - 15 攻撃時、スタン発生 威圧 剛剣MASTER 15 攻撃時、恐慌発生 戦闘続行 Lv15 30 HPが減少するほど、与えるダメージを増加 SUPPORT 名前 習得 必要CP 効果 筋力 - 20 重防具の装備可能 妖気感知 Lv20 10 敵からの先制攻撃を防止 クレーン荒らし Lv15 20 アイテム取得率増加 少女の檻 - 20 獲得経験値減少 コマンド 名前 消費MP 効果 習得方法 まじかる ? 敵単体に?属性ダメージ(佐祐理がいないと使用不可能)消費MPは習得済の最強剣技に依存 魔法屋 跳躍 ? 1ターン攻撃を受けない状態になり、次のターンにダメージを与える消費MPは習得済の最強剣技に依存 イベント まじかる 名前 消費MP 効果 習得方法 マジカルソード(光) ? 光属性を付与しやや威力を高くした通常攻撃 魔法屋に入った後 マジカルソード(火) ? 火属性を付与しやや威力を高くした通常攻撃 佐祐理が「まじかる☆バーニング」習得時 マジカルソード(水) ? 水属性を付与しやや威力を高くした通常攻撃 佐祐理が「まじかる☆フォーム」習得時 マジカルソード(雷) ? 雷属性を付与しやや威力を高くした通常攻撃 佐祐理が「まじかる☆スパーク」習得時 特技 名前 消費MP 効果 習得方法 峰打ち 3 敵単体に変動属性小ダメージ+睡眠 最初から 玉響 6 敵単体に変動属性中ダメージ 12/25より、ひらめきで習得 切り払い 3 敵単体にカウンターでダメージ 12/25より、ひらめきで習得
https://w.atwiki.jp/efzinvip/pages/115.html
キャラランク 人によって違うのでおのおのよろしく (#^ω^) (^ω^) (;^ω^) (´・ω・`) ('A`) CASE1 笑顔 神奈(無敵昇竜、リーチ、中段) 帰宅 長森(無敵昇竜、安全な攻め、リーチ、左右、中段) 放置 澪(無敵昇竜、リーチ) 美汐(無敵昇竜、リーチ) 睡眠 繭(無敵昇竜、コマ投げ、落としやすさ) あゆ(無敵昇竜、崩し、落としやすさ) 片手 UNK(安全な攻め、崩し) 舞(安全な攻め、左右、中段、リーチ) 郁未(コマなげ、安全二択、長い弱) 真剣 寝雪 美凪 素面 みさき 栞 茜 七瀬 佳乃 笑顔 香里 真琴 観鈴 ドッペル 佐祐理 秋子 起雪 無敵昇竜、本体以外に攻撃判定(安全な攻め)、リーチ、崩し安さ(左右二択、中段)で決定しています。 やはり昇竜での切り返しがこのゲームは強いと思われます。 防御するしかない、してると投げられる、そういう理不尽な攻めを持っていると強いです。 能動的なキャラが強いですが、必ずしもそうとも言えません。 あとホバーあると投げとD攻撃の脅威が減るので弱めに位置されるかもしれません。 下の方は適当です。ほんとに。 左右の並び順は意味ありません だからといって下が上に勝てないわけではありません 日々変動します 初心者の方には、弱連昇竜を覚えるためにも無敵昇竜キャラを私は勧めます。 ※美汐について この値はかなりの理論値です。現実では勝てるようになるのに 長森、澪と比べるとかなり苦労すると思います。(長森も澪も空間を制圧しやすくてホント楽だわw) この理論値は、 どんなときでも、どんなタイミングでもとっさのRG昇竜ができること それに全部ヒット確認ができること。(ガードされてたらIC(結構受付時間短くてムズい)) それでいて、暗転中に相手の動きを判断して行動っできること ICできなくて、タイミングずらされてもRCできること いわゆる昇竜キャラの釣りRC昇竜ができること これらができれば、牽制キャラ最強の称号を手に入れられると思います。 個人的には 佐祐理+コンボダメ-ESの無敵技+無敵昇竜 = 美汐 = 長森-♪-移動速度-半身無敵昇竜+全身無敵昇竜 がしっくりくる。 CASE2 除外 神奈 ぼくのかんがえたさいきょうきゃら 長森 理論値最強 澪 強そう 舞 香里 郁未 UNK 栞 七瀬 あゆ みさき 繭 ふつう 茜 佳乃 真琴 美凪 寝名雪 美汐 かわいそう 起名雪 ドッペル 観鈴 佐祐理 秋子 対策出来るかどうかを基準にしました。 安定性のない美汐などは(ランダム要素が多い為)平均値で中堅 かわいそうな方々は対策を立てられやすいので後々苦戦するはず。 栞は澪と同レベルの可能性も。 CASE3 除外 神奈 Sランク(3強) 長森:通常技性能のイカれ具合、崩しのハメ加減、頼れる切り替えし技と全てにおいて鬼 澪:立ち回りリスクの少なさ、要調整な必殺技性能、コンボ拘束時間が長くループ性がある崩し 美汐:空間を制圧出来る圧倒的なリーチと判定、全て無かったことにする円月 Aランク(強キャラ) 繭:色んなものを避けれすぎな通常技。うまとびも強いが、膝蹴りは最早バグ 郁未:屈弱の長さ、宴、ダッシュ技の強さ。鏡が加わると更に強く あゆ:体重や無敵技での防御力、見えない起き攻め、痒いところに手が届く超必 舞:ちびまいのプレッシャーが凄い。画面端での強い固め、タックル縮地を使った裏表も強い 佳乃:リーチと詠唱キャンセルによる反撃を受けない距離からの牽制と固め Bランク(準強キャラ) 香里:相手を捕まえれた時の強さ、クソ強い判定の通常技、強引に読み合えるRF技 茜:完全二択な裏表、色んな局面で役立つ詩子、長さと判定が優秀な通常技 栞:雪だるまを絡めた連携が非常に強力。運べるコンボと画面端の投げ みさき:有利フレーム取れすぎでRGし辛い固め。とっさに使えるガードポイント、DBコンボの威力 EX:修正対象技な大移動。落とされにくい浮遊、ネタの多さ 寝雪:クソ火力とシンプルかつ強力な崩し。J強・立強の長い射程距離 Cランク(並キャラ) 真琴:各種設置での嫌がらせ、崩しのループ性 七瀬:2択とHRが冴えれば秒殺。読まれない限り強いアーマー 美凪:みちるを利用した切り替えしと崩し、構えキャンセルでの固め 佐祐理:高い牽制能力。J強の強さと、防御能力の高さ ドッペル:判定の強い遠中やJ強。タイフーンの性能の良さ Dランク(弱キャラ) 観鈴:罠が無いと弱く、なかなか張らせてもらえない。縁を溜めるとそらアタックできないのも罠 起雪:火力は高いがそれを当てに行くまでが問題 秋子:技がカチ合うと簡単に判定負けできる 理論値を出来るだけ排除して実践値重視で考えた。 性能的に3強が恵まれている。 澪は使いこなせているプレイヤーが非常に少ないのが救いか。 香里や寝雪など、ポテンシャルは高いのだが苦手キャラが多いので評価が下がっているキャラが居る。 2コンボゲーフラグが立ちやすいかどうかも考慮してる。 Bランクまでは腕次第で上を食えると思うが、Cからは頑張りと愛でカバーが必要。 明らかに弱いとされてるキャラ以外で、対戦する機会が少ないキャラの評価は低め。 総 - 、今 - 、昨 - 最終更新日時 2012年09月27日22時02分04秒 2012/09/27 22 02 04(Thu)
https://w.atwiki.jp/galgerowa/pages/214.html
川澄舞 【出典】Kanon 【声優】 【性別】 【人称】 一人称:私 二人称: 三人称: 【関連人物への呼称】 相沢祐一→祐一 月宮あゆ→ 水瀬名雪→ 倉田佐祐理→佐祐理 北川潤→ 【能力】 魔物を生み出す力(但し故意に使えるかは不明な上、ロワ中では制限されている) 蘇生(本人の意思で使えるが、制限されている) 非常に高い身体能力、運動神経 具体的エピソードの一例:満身創痍の状態であったにも関わらず、学校屋上から飛び降りて、 地上にいる魔物を斬り伏せた(本人談によると、魔物を斬った反動で、着地の衝撃を和らげたらしい) 対魔物戦時の使用武器は西洋剣 【キャラ紹介】 祐一の上級生で、夜の学校で祐一と出会う少女。魔物を討つもの。深夜の学校でたった一人で「魔物」と対峙している。 感情表現が苦手で普段は無口で無表情のため誤解されがちだが、本当は心優しい性格。 「魔物」との戦いで出来た校舎の傷痕やガラスが割れた責任などを背負わされ、周囲から不良、問題児として白眼視されているが、 彼女の真の優しさを知っている倉田佐祐理だけは親友として付き合っている。そのため、佐祐理に対して何かをすると怒る場面もある。 好物は牛丼の様子。素直に物事を「好き」と言えず、「嫌いじゃない」といって物事に対して好みを表す。 【ロワ本編での動向】 始めに白河ことりと出会い、徐々に打ち解けていった。その後千影と出会い、すぐに別れたものの再会を約束する。 第一回放送で親友である倉田佐祐理の死を知り舞は暴走、白河ことりと決別して、土永さんの策略に嵌りマーダー化する。 マーダー化後はいきなり、参加者中トップクラスの強敵であるアセリアと激突、互角の戦いを繰り広げるも決着はつかず。 次に神社へ向かい、トウカとネリネの戦いに乱入、逃げ切られてしまうものの最強の重機関銃キャリバーを入手した。 そして動き回ってるうちに、鳴海孝之に襲われている白河ことりを発見。舞は孝之に痛手を負わせて撃退したものの、ことりをも殺害しようとした。 それを妨害しようとしてきた赤坂衛と戦闘になり、撃破する。続けて舞は、宮小路瑞穂、アセリア、涼宮茜、鳴海孝之らと大乱戦を行い、 最終的にはアセリアと一騎打ちになったが、またも決着はつかなかった。その後は佐藤良美と出会い、強マーダー同士の一騎打ちとなったが、 高嶺悠人、白河ことりが敵側に加勢し、逃げ切られてしまった。暫くして舞は博物館に向かい、坂上智代と激闘を行う。 結局双方痛み分けで終わったものの、舞は永遠神剣”存在”という新たな力を手に入れた。 数多くのフラグ、高い戦闘能力、強力な装備を持つ彼女は、本ロワの中でも一、二を争うほど危険なマーダーであろう。
https://w.atwiki.jp/kumedisiketai/pages/200.html
G 感染症対策 小項目 感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法),検疫法,予防接種法 100G5 検疫感染症はどれか。 a 麻疹 b 黄熱 c 結核 d 破傷風 e A型肝炎 × a ○ b × c × d × e 正解 b
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/3904.html
解説 川澄舞や倉田佐祐理など主にEFZキャラを使用するプレイヤー操作動画 最初のころは舞しか使用していなかったが第11回から佐祐理が参戦しそれからはこの2キャラをメインに使用していく。 それ以外のキャラとしてEFZ文や水瀬名雪、美坂栞そして美汐 真琴などがいる。 また半年ぶりに投稿された第22回で泉戸ましろも使用している。 ちなみに使用するキャラの条件はそのキャラを操作して高町なのは12Pを倒すことが出来るというなかなかにハードなものである。 動画の作りは丁寧で、キャラと対戦している時に字幕でそのキャラの弱点や攻略法を書いてくれるのでありがたく参考にしよう。 ただこの人リコイル精度がやたら高くその通りやろうと思うとかなり練習する必要がある時がある。 最近は動画の初めやキャラとの対戦の間に簡単なストーリーがありそちらも楽しむことが出来る。 PCの不調により更新がなかったが約半年振りに投稿された。 しかしまだ完全とはいえないようでいまだブルースクリーンとの戦いはつづいているらしい。 使用キャラクター MVC舞 倉田佐祐理 美坂栞 泉戸ましろ 美汐 真琴 トキ EFZ文 コメント おお、とうとうこの動画にも記事が!制作者乙です。 -- 名無しさん (2010-01-10 19 25 03) 見せてやる・・・蒼の力を・・・ -- 名無しさん (2010-01-12 14 47 43) 名雪「(´・ω・`)<私も操作してたよねぇ・・・」 -- 名無しさん (2010-02-16 01 25 19) ましろがどう見ても某打ち貫くのみの人にしか見えん -- 名無しさん (2010-03-04 13 08 17) うp主女性だったのか -- 名無しさん (2010-06-12 22 08 49) 今後は佐祐理さんが【SAIKEI氏製作のケンシロウ(Ataru氏AI)】を攻略している場面が超お目にかかって見たいな。 -- ヴィーナス星人 (2014-11-03 10 41 19) 名前 コメント マイリスト
https://w.atwiki.jp/tksxter/pages/42.html
少子化対策 少子化の現状 人口動態統計(2004) 出生数:111万721人 前年より1万2889人減少 過去最低 合計特出生率:1.25(2005)で、5年?連続過去最低 少子化の流れに歯止めがかからない 少子化の理由 平均初婚年齢(2004):晩婚化 夫:29.6歳 妻:27.8歳 ↓ 晩産化 ↓ 出産を控える ↓ 少子化傾向が進行 結婚しない生き方 子供を持たない夫婦 少子化対策 これまで育児支援策に重点→効果上がらず 子供一人大学まで卒業:1300万円かかる 子育ての経済負担の重さ 子育て世帯への財政支援の必要性 ↓ ①児童手当の拡充 ②乳幼児医療費の助成 ③出産関連医療費の無料化 ④助成の出産後の再就職支援 ⑤子育て世帯への税制優遇措置 ⑥保育料や幼稚園費の軽減 少子化対策の意義と課題 死亡数 出生数(2005) 初の人口減少社会 出生率の低下→労働力人口の低下→経済成長の鈍化 社会保障制度の土台揺らぐ 少子化対策予算は少ない 高齢者向けに偏った社会保障給付配分 ↓ 子育て支援へと方向転換する施策が必要
https://w.atwiki.jp/nanase/pages/7.html
相沢祐一 ブロック○(よける事の大切さを考えれば無くしてもいい) 粘り打ち(夜の森で待ち続ける) PH(お米沢山運ぶから力あんじゃん?:ドラマCD) 走塁4(雪の中走れる) 逃げ球(7年前) ピンチ4(魔物との戦い) チームプレイ○(面倒見がいい) 打たれ強さ2(落ち込む) 月宮あゆ ヘッドスライディング(祐一くんへ) 積極盗塁(食い逃げ) 体当たり(祐一くんへ) 積極走塁(いつも走ってる) 内野安打○(ダッシュ力ある) サヨナラ男(ボクのこと…) 代打○(他のヒロインを救う) 盗塁4(食い逃げ成功率…100%) 走塁4(逃げ切れる) 逃げ球(逃げ切れる) 安定感2(落ち着かない) 回復2(なかなか復活しない) 打たれ強さ4(死なない…でも死ぬ場合も) 身長チビ(154cm) 水瀬名雪 積極走塁(いつも朝走ってる) 三振(何回か祐一に振られてる) 流し打ち(聞き流す) 走塁4(陸上部) スロースターター(朝弱い) 川澄舞 威圧感(久瀬をびびらせる) 安定感4(調子が悪くなってもなんとかなる) 粘り打ち(ずっと思い出の場所を守ってる) 内野安打○(屁の音を聞いてからすぐ逃げられる) AH(剣持ってるから) ミート多用(大振りしてないんじゃないかな) 慎重打法(なんでもかんでも振り回さない) 逆境○(ピンチ乗り切ってる) 送球4(消火器を投げる) キャッチャー◎(UFOキャッチャー:ドラマCD) ケガしにくさ4(体丈夫) 逃げ球(逃げる事の大切さ) ポーカーフェイス(表情変わらない) 牽制○(人を寄せ付けない) 打球反応○(魔物の攻撃避ける) チームプレイ×(マイペース) 打たれ強さ2(佐祐理がやられると弱い) キレ2(剣が切れない) 沢渡真琴 安定感2(落ち着き無い) 三振(イタズラを連続失敗) 粘り打ち(執拗なイタズラ) 強振多用(振り回しそう) エラー(イタズラ失敗) シュート回転(へそ曲がり) 短気(気が短い) 対ランナー2(人見知り) チームプレイ×(自分勝手) 負け運(度重なるイタズラ失敗) ピンチ2(追い詰められると弱い) 打たれ強さ2(追い詰められると弱い) ノビ4(伸び伸びしてる) リリース○(ピロ落とし) 美坂栞 ブロック○(祐一の雪球を防いだ) 打球反応○(雪球) ケガしにくさ2(病弱) 回復2(病気) 美坂香里 威圧感(SS補正) PH(SS補正) 逃げ球(栞から目を背けた) 打たれ強さ2(結構もろいの) 倉田佐祐理 初球○(舞との出会い) 粘り打ち(舞といること) 人気者(美人てかかわいい) 安定感4(落ち着いてるから) ケガ2(直ぐケガする) ムード○(いたらいいな) チームプレイ○(人につくす) バント○(イメージ) 回復4(大怪我でもすぐ直る) 天野美汐 バント○(イメージ) ポーカーフェイス(悲しそうな表情) チームプレイ×(孤独) 打たれ強さ2(狐との別れ) 負け運(振られてやんの ぷっ) 北川潤 穴掘り○(掘り堀り) チャンス4(活躍のチャンスを活かす) 水瀬秋子 威圧感(SS補正) AH(SS補正) 安定感4(いつも冷静) キャッチャー◎(人の扱いがうまい) バント○(イメージ) チームプレイ○(社交的) 久瀬 三振(佐祐理に何度も振られてる) ムード×(お約束でしょ) 逃げ球(舞にびびってまつ) 寸前×(佐祐理を生徒会に入れられず) チームプレイ×(自分さえよければ) 負け運(計画成功せず) 倉田一弥 老人(アリクイの店) 栞の友人(小説版だと図書委員だったはず) 看護士(佐祐理の入院していたとこの人) 石橋先生(TVだと眼鏡かけてた) たい焼き屋の親父(TVだと普通のおじさん) クイック2(食い逃げされる) 斉藤(挨拶を交わすだけの仲) 高橋(生徒会副会長、2年で三つ編み眼鏡と智子ですな、コイツは) 井沢(生徒会書記、2年の短髪男) 桂(生徒会会計、3年セミロングのまともそうな女) 森小雪(おまけの書記見習い、2年の童顔チビ) 舞の母親(病弱) ケガしにくさ2(病弱) 佐祐理の父親(代議士) 秋子の友人(保育園の先生)
https://w.atwiki.jp/galgerowa/pages/104.html
パートナー ◆7NffU3G94s 「大丈夫、双樹ちゃんは俺が守ってあげるからね」 「あはは、別に強がらなくても大丈夫ですよ」 手を繋ぐ男女の後姿は微笑ましく、その仲睦まじい様子はまるで兄妹のそれだった。 役場を出た鳴海孝之と白鐘双樹はそのまま新市街方面に進路をとり、そこから辺りの探索を始めることにした。 それぞれの知り合いを探すべく共に行動を取ることにした二人、場をリードするのはどちらかというと双樹のようであった。 それは、頼りない兄をカバーするようにも見えたかもしれない。 年齢に似合わない頼もしさを持つ彼女、やはり普段双葉恋太郎の世話を見てきたからかこのような男性に慣れているといったところなのだろうう。 市街地まで出てくると、そのどこか懐かしい商店街のような軒並みに双樹は小さく溜息を着いた。 三人一緒を誓った川辺はないけれど、大事な家族とも思える商店街の人々と過ごした大事な世界にも似た空間に胸を締め付けられる。 (沙羅ちゃん、恋太郎……) この世で一番大切な二人、絶対に守りたい掛け替えのない存在。 「三人一緒って、約束したもんね。きっと探し出すから……」 今一度決意を口にする双樹の横顔を眺めながら、孝之も彼女の左手を握る自分の手に少し力を込め直すのだった。 さて、ここで少しだけ時間を遡る、それはまだ二人が役場で話し合っていた時のことだった。 最初に集められた場所にいた人間は決して少ない数ではないということ、それは道を歩いていてもいつ誰が現れるか分からないという状況を表していた。 護身を考え、双樹は自分に支給された二丁ある内の拳銃の一丁を、孝之に預けることにした。 「いいですか、銃のお手入れはマメにしないと駄目なんですよ。こう、分解して……」 「そ、双樹ちゃん結構詳しいんだね」 「えへっ、少々弄る機会があったもので」 双樹の教授により、孝之も銃器との付き合い方を少しは学ぶことができた。 たどたどしい手つきながらも懸命に双樹の真似事をする、初めて味わう感覚はとにかく現実感がないということに尽きた。 その重みと冷たさに対し、正直途方に暮れるような思いの方が強く出る。 孝之は、実際これを使用する自分の姿すら想像できずにいた。 だが、そんなことは考えていられない。ともかく今、この双樹という存在に巡りあえたこと事態が孝之にとって最大の幸運だったのだから。 銃器の扱いもそうだが、何せ支給品の全てがハズレだった孝之は、彼女に出会わねば身を守る術を入手できなかったことになる。 そんな孝之の支給品はと言うと。 「鍋におたま……」 「何か食糧など見つかったら、お料理するのに使えますね。火がないですけど」 「ん、いいタイミングでブロッコリーとカリフラワーが……」 「お水を張ってお鍋で煮れば、ちょうどいいですね」 「あはは……」 「あははは~」 そんな訳で。 双樹は右手にデザートイーグルを、そして孝之は彼女と手を繋いでいるため持つことが叶わなかったので、ズボンのポケットにトカレフを収めていた。 手に持っていないのでは意味ないのではないか、何故手を繋ぐ必要があるのか。孝之が問いかけると、二人が逸れないためだと双樹は答えた。 正直いざという時これで大丈夫なのかという不安は拭えなかったが、双樹がそう言うならと孝之は口を閉ざす。 ……ちなみに本当は、「孝之さん、いざという時立ち往生になっちゃって動けなくなっちゃうかもしれませんから」という双樹が彼をフォローするための安全策だったが、勿論これは孝之のプライドにも関係することなので伝えられることはなかった。 今の所危険な存在に遭遇することも無く、二人はほのぼのとした時間を過ごしていた。 双樹が見覚えのあるチェーン店を見つけて指を差すと、孝之も楽しそうに笑って答える。 真っ直ぐ続く道をわざと行かず、曲がり角を見つけては横道に逸れて行き二人はこの市街地を迷路に例えて遊ぶような余裕すら持っていた。 勿論、隅々まで調べなくては行けないという名目を掲げてのことだったが。それでもこうして語り合うことは、緊張で固まっていた孝之の精神をほぐすにはちょうど良い緩和剤だったらしく。 今では孝之も、普段の落ち着きを取り戻すことができるまで精神的にも回復していた。 そんな、楽しそうに歩く双樹と孝之の後方数十メートル。そこには。 (……何で、私がこんなことを…………) すっかり登場するタイミングを逃した二見瑛理子が、こそこそと建築物や電柱などの遮蔽物の後ろから覗いているのだった。 「うわぁ、何だか楽しそうな場所に出ましたね~」 「そうですね。ここなら、誰かいるかもしれません」 一方、新市街南部からも新たな参加者がこの地帯に足を踏み入れていた。 それぞれの知人を探すべく、朝倉音夢と倉田佐祐理が森を抜けてここまでやって来たのだ。 腹の探りあいは勿論あるが、このペアもここまで問題なく辿り着くことができていた。 周囲を見渡す音夢の真剣な様子、佐祐理はこっそりとそんな彼女の横顔を盗み見る。 オーバーとも思えるくらい、音夢は周囲への気配りを欠かさなかった。 元々神経質だったり用心深かったりという彼女自身の性質かもしれないので、佐祐理もそこはつっこもうとは思わなかった。 それこそこのような場に放り込まれたという認識を彼女がきちんとした上で、こうして安全確認を念入りにしているのであれば。 パートナーとしては、非常に心強い面がある。 ……勿論、気がかりは決して消えないが。 「……佐祐理さん? どうしましたか」 「いいえ~、何でもないですー」 見つめていたのが気づかれた、音夢が不思議そうにこちらを見やってくる。 それを笑顔でかわし、佐祐理もまた市街の中へと目線を送るのだった。 ちょっとしたショッピングモール、でもどこか懐かしさも感じられる。佐祐理が感じた印象は、まずそれだった。 店のシャッターはどこも下りている、閑散とした空気は鄙びた雰囲気を彼女等に与えた。所々にある街灯が、さらにその寂しさを表していたかもしれない。 コツ、コツと。歩くたびに響く二人の靴音が、やけに目立っている気がする。 何の変哲もないコンクリートだが、今まで歩いていたのが草木や土といった比較的足音が響かない場所だったからというのもあるかもしれない。 二人は、終始無言だった。 (あ、牛丼屋さんです。舞が見たら喜びそうです……) 全国規模で有名な牛丼を扱うチェーン店の目の前を通り過ぎる、ちらっと隣を歩く音夢の様子を窺うものの彼女は無反応であった。 少し寂しく思うが、仕方ない。馴れ合いで共に行動を取っている訳ではないのだから。 それからまたしばらく、二人は無言で歩き続けた。 市街地自体はそれほど入り組んでいるわけではない。似たような風景が多くなるのでそれで戸惑うことはあるかもしれないが、基本的な店の配列は田んぼのようなきっちりとしたものだった。 曲がり角が少なくないので、下手したら迷ってしまうかもと佐祐理が危惧しかけた時だった。 それは、ちょうど和菓子屋の前を通り過ぎ、カレー屋らしき看板が目に入った所。 隣を歩いていたはずの音夢が、いつの間にか足を止めていたのだ。 「……?」 顧みる。真剣な眼差し、彼女はすぐ目の前の曲がり角を凝視していた。 何事かと、つられたように佐祐理もそちらをじっと見つめる。 特に異変はないと思った、が・・・・・・・・・その時、ほんの僅かだが。 明らかに自分達のものではない、足音のようなものが、鳴った。気がした。 「……孝之さん、ちょっと止まってください」 「え?」 双樹のいきなりの指示に、孝之が戸惑ったように声を上げる。 一端繋いでいた手を離し、双樹は左手を水平に上げ彼の進路を塞いだ。 耳を澄ませる。今、二人の目の前には三つの道があった。 ちょっとした十字路、その道の一つに双樹等はいることになる。 曲がり道の一歩手前、双樹は孝之を置いて少しだけ顔を覗かせた。 正面は、こちらからも丸見えなので確認する必要はない。無人である。 右。ちょうど二人は左端を歩いていた、なので今その場からでも容易に見渡すことはできた。誰もいない。 左。『カレーショップオアシス』と名打たれた店のシャッターから様子を窺った。 誰も――。 「っ!!」 慌てて頭を引っ込める、それと同時に硬い物がコンクリートを打つ音が双樹の耳をついてくる。 革靴か何かが奏でる規則正しいリズム。時々ずれることから、一人ではないだろう。二人……いや、もしくは三人かもしれない。 (沙羅ちゃん? でも早合点は……) ここで慌てて道に出て、不利な状況を作ったら元も子もなかった。 双樹はひたすら待った、左側の通路から現れるであろうこのゲームに参加させられた同胞達を。 手にしたデザートイーグルを構え直す、場合によっては迎撃しなければいけないかもしれなかったからだ。 だが、ここで気づく。後方では孝之を待機させたままであった。 このままこの場で待つよりも、一端後ろに下がり彼にも連絡を取る必要があるだろう。 万が一殺し合いに乗った者が現れた場合、取り乱してしまう可能性を持つ彼が遠くにいてはカバーできないかもしれないからだ。 双樹はだんだん大きくなっている足音を気遣いながらも、静かに後方へと移動を開始しようとした。 「誰かいるの?」 「!?」 とっとっと。軽快な音が、響く。双樹の履くブーツなんかよりもっと軽い足音である。 「双樹ちゃん、どうしたの?」 いつの間にか、孝之の顔が目の前にあった。さっきまでもっと後ろにいたはずなのに。 ・・・・・・何の臆面もなく、戻ろうとした双樹の元へと彼は駆けて来たのだ。勿論、その際立てた自分の足音も特に気にせず。 「どうして待っててくれなかったんですか・・・・・・」 「え、え??」 溜息をつきそうになる、しかしそこはぐっと堪え双樹はそれだけを口にした。 スニーカーとはいえ、この静かな地帯ではちょっとした物音だけでもそれなりに響いてしまうというのに。 自覚のない孝之は、ただ困ったように頭をポリポリと掻くだけだった。 「あちらも、私達がこちら側にいることに気づいているみたいですね」 和菓子屋の前で立ち止まったまま、音夢は呟いた。 例の足音らしき音がしてから数分経ったが、前方からは何の反応もなかった。 しかし人がいるという事実だけは、音夢にも佐祐理にも伝わっている。 誰かいる、しかし誰がいるかは分からない。その状態に二人の間の空気はさらに張り詰めたものになった。 「はえ~……話し合いではダメでしょうか」 「まだ殺し合いに乗った人だと判断するのは早いです、ただ……これが待ち伏せだった場合も、考えた方がいいかもしれませんね」 二人は一応、「使える武器を所持していない」という建前を持ったペアでもあった。 弾数に限りのある音夢はともかく、最終手段であるナイフを佐祐理はここで取り出す訳にはいかなかった。 どうするか。音夢も、佐祐理も答えを出すことはできず。 やはりあちら側にいる人間の、出方を待つしかなかった。 両者、沈黙。 互いに探り合う様子の中、ピリピリとした空気が場を満たす。 双樹が、音夢が。 佐祐理が、孝之が。いい加減動かない事態に苛立ちを覚えだした頃。 「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」 その、甲高い声が突如場に響き渡った。 もしここが砂地だったら、駆ける度に砂埃が一面に舞ったであろう。 もしここに水たまりがあったら、彼女が踏みしめるたびに水滴が飛び回ったであろう。 そう思えるくらい勢いよく、その少女は現れた。 右手には包丁、それに月明かりを反射させながら竜宮レナは真っ直ぐに走りこんできた。 「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは」 笑いながら、ひたすら笑いながら息を乱すこともなく。レナは一直線に、この十字路へと向かってき来ている。 目標を目で捕らえたからだ。宇宙人に洗脳された、可哀想な人が視界に入ったからである。 彼等を救えるのは自分しかいない、だからレナは迷うことなく突っ込んでいこうとした。 「う、うわぁ! 何なんだあの子はっ!?」 そんな猛進してくる少女と目が合い、思わず孝之が声を漏らす。 レナは、双樹と孝之のいる道の正面に値する道から現れたのだ。 「孝之さん、下がっててくださいっ!」 怖気づいてしまっている孝之を守るかのごとく、双樹が彼の前に走りこむ。 そのまま手にするデザートイーグルを少女に向けて構え、強い口調で言い放った。 「止まってください! じゃないと撃ちますよっ」 「あははははは駄目だよ駄目だよ! レナを撃つ? 撃つ? 違うね、それはあなたの意志じゃなくて宇宙人が与えた指令なんだよ! 可哀想可哀想、レナが早く解放してあげる。その支配からの脱却っ、あはははは! 楽にしてあげるからね、すぐだよすぐ!」 双樹の表情が歪む、意味の分からないことをのた打ち回る少女が速度を緩めることはなかった。 いや、むしろスピードを上げているかもしれない。姿勢を低くして迫ってくる少女の手の中では、光る包丁が不気味な色を湛えていた。 薄気味悪い笑い声をあげる少女は狙いを双樹一本に定めたようで、そのまま一直線に彼女へと向かって駆けて来る。 その距離はどんどん狭められ、もうそろそろで包丁の射程距離に入ってしまうくらいにもなった。 小さく舌を打つと、双樹は少しだけ標準を外し。デザートイーグルの引き金を、躊躇なく引いた。 「ひぃっ!」 後方から悲鳴、孝之のものだろう。しかし振り返る余裕はない、牽制したにも関わらず少女はやはり走りこむ速度を落とさなかった。 「あははははははははは」 「・・・・・・っ」 一閃、胴体を狙って包丁が薙ぎ払われる。 そしてそのまま二度、三度。縦に斜めにと振るわれた。 一見めちゃくちゃに振り回しているだけにも見えるが、それは的確に双樹のいた場所を刻むかのように描かれた軌跡だった。 ステップを踏んで横にずれながら、双樹が体勢を整える。 最低限の動きで攻撃をかわし少女をスピードをいなそうとするが、追いすがるように双樹の動きについて来る少女の勢いが削がれる気配はない。 「あははははははははは」 しかも、これだけ大振りをしているにも関わらず、少女には隙がなかった。 (思ったより場慣れしてますね、これは厄介かな) しゃがんだと同時に、頭上を切り裂く包丁の残像を双樹の瞳はしっかりと捉えた。 後ろに跳んで距離をあけた後もう一度銃弾を撃ち込んでみる、しかし動きの速い少女に対し上手くそれが掠ることはなかった。 ・・・・・・本気で当てようとしないと、無理だ。しかし命を奪うほどの致命傷を与えるかと言う話になると、それはまた別になる。 だが、双樹の息が上がってきているのに対し、少女はまだまだ余裕そうであるという現実もある。 判断は早めにつけないといけない。 けれども、少女を殺すという直接的な行為に対し。 「くっ……」 双樹はまだ、覚悟が足りなかった。 その差が明確に出たのはそれからすぐのことであった。 「え、きゃっ?!」 気がついたら、宙に体が浮いていたということ。 足が払われた、そう気がついた時には双樹は地面に尻餅をついた状態であった。 「あははははははははは! レナの包丁が気になってたんでしょ、上ばっかり見てたからね! 見逃さないよ残念だったね、あははははははははは! これまでだよ宇宙人んんん!!!」 叫びと共に、包丁が頭上目掛けて垂直に構えられる。 デザートイーグルを構えている暇は・・・・・・ない。 (沙羅ちゃん……恋太郎っ……!!) どうしようもなかった。 双樹が目の前の刃から逃げるには、ただ強く目を瞑ることくらいしかできなかった。 奇声を発しながら駆け抜けていった少女は、自分達が今まで様子を窺っていた右方に消えた。 それと同時に鳴り響いた銃声に、音夢も佐祐理も即座に顔を見合わせる。 「音夢さん!」 呼びかけると音夢も頷き返してくる、二人は少女の後を追い角の向こうの様子をすぐ見に行った。 万が一のこともあり顔だけ覗かせると、そこにはどう見ても笑い声を上げながら包丁を振り回す奇人が、いたいけな女の子を襲っている図があった。(勿論事実もそうであったのだが) しかし一方的に包丁を振り回す少女も、よくよく見れば自分達と年代がそう変わらないことがすぐ分かる。 「な、何でこんなこと……きゃっ!」 佐祐理が呟くとともに、もう一度銃声が場に響いた。 巻き込まれる前に逃げた方がいいかもしれない、見た限りその場には二人の知り合いはいないようでもあった。 ……しかし、佐祐理はそんな理由で困っている人を放っておけるような人格ではなかった。 とにかく、押されている女の子の援護をしなければいけない。 周囲を見渡し、佐祐理は何か役に立つものがないかと必死に目を動かした。 しかし目に入るものはシャッターの降りた建物ばかり、焦る気持ちばかりが先行し彼女は自分に支給されたスペツナズナイフの存在すら忘れていた。 何でもいい、何か女の子を助けられるものを。 そんな時だった。佐祐理の頭に、音夢の「あの支給品」が浮かんだのは。 「ね、音夢さん! あれ出してくださいっ」 「え? あれって……」 「あれです、あの変な重いやつですっ」 佐祐理が口にすると同時に、今までとは種の違う叫び声を彼女の聴覚が捉えた。 見ると、さっきまで互角の攻防を繰り広げていた女の子が腰をついてピンチになってしまっている状態だった。 時間はない。デイバッグを地面に置き、九十七式自動砲を両手で持ち上げる音夢からそれを急いで奪う。 ずっしりとした負荷が佐祐理の腕をしびらせた、しかし佐祐理はそんなことお構いなしに。 駆けた。それは、包丁を持った少女が高らかに勝利を宣言している時だった。 駆けた。尻餅をついた女の子が両目を硬く閉じ、包丁が振り下ろされようとするその瞬間だった。 佐祐理はいきなり足を止め、その反動に任せ。 それを。例の、九十七式自動砲を。 「てやあぁー!!」 ブン投げた。 「……ぎゃあっ!」 耳障りな悲鳴に驚き、思わず双樹は閉じていた眼を見開いた。 視界に飛び込んで来たのは肩口を押さえ呻く少女だった、その次の瞬間コンクリートの上を金属がはぜる音が響く。 そして少女が取り落としたであろう包丁が、すぐ傍に転がっていくのが目に入った。 「逃げてください、今のうちに立ってくださいっ」 前方から女性の叫び声がかけられる・・・・・・場所からして、先ほど自分達が気配を窺っていた人物であろうか。 一人は曲がり角地に存在するカレーショップの隣に、もう一人は今もこちらへ駆け寄ってくる途中で・・・・・・呼びかけを行ったのは彼女であろうか。 そんなことを考えていたお陰で、双樹はすぐの判断ができなかった。「逃げろ」という言葉を、理解するまでに間ができてしまう。 「う、宇宙人めえぇ……!!」 一方、側面からのいきなりの攻撃で右肩を負傷してしまったレナも急いで体勢を整えようとしていた。 今まで目の前の双樹しか見ていなかったので、いつの間にか近づいてきたこの新しい刺客の存在というのは彼女にとっても盲点だった。 自らの不覚を実感するしかない。でも大丈夫、駆け寄ってくる茶髪の少女との距離はまだ充分ある。 それに、随分と疲労の色が強く見える。あの少女は後に回しても問題ないであろう。 そう。彼女がこちらに辿り着く間に、せめてこの子だけは。 「こんのっ、大人しくしろおぉぉ!」 「きゃあっ!!」 武器を取ろうとせず、レナは左肩からタックルを仕掛け座り込んでいた双樹を押し倒した。 そのまま、マウントポジションを取る。 「あはははは、これで終わりだぁ!」 コンクリートの地べたに少女の頭部を押し付け、レナは動かない右腕の変わりに左腕を双樹の喉にかけ、潰すように固定した。 「たかゆき、さん……」 必死に顔を動かし、押さえつけた女の子が茶髪の少女等がいない方の道へと視線をやる。 つられてレナも目を向けた、しかしそこにいたのは。 腰が抜けたのだろうか、無様に電柱に寄りかかるだけで何もしようとしない。一人の、弱虫が、いるだけだった。 「駄目、止めてくださいっ……きゃ!!」 先ほどの茶髪の少女の声が再び響く、しかしレナが振り返ると不運にも彼女は走る途中に足を絡ませてしまったのか、そのまま前のめりに転倒してしまっていた。 ……これで、レナの勝利が決まったかのように見えた。双樹の助けは、もう現れない。 「……ぁ…………」 掠れた吐息。それはつい先ほどまで声帯が醸し出していた、少女の可愛らしいものとは全く種の違うものであった。 左腕へと加える力が強くしたためだろう、きっと喉を圧迫するそれで呼吸すらままならなくなっているはずだ。 「あはははは! まず一人、まず一人だ!!!」 勝利の宣言だった。レナはこうして、宇宙人に洗脳されてしまった哀れな民間人を助けることに成功したのだ。 それは快楽だった。獲物を狩るということ事態もとにかく気持ちよかった。 弱っていく女の子を見ているのも、犠牲者を天に召す存在になるということも。全てが、レナの活力へと変換させられていくようだった。 興奮が抑えきれない、自然と漏れる笑い声に酔いそうになる。 幸せな時間だった。終わって欲しくない、しかし早く終えてまた可哀想な人たちを救いに行かなければいけない。それが定めだから。 レナの、運命だったから。 しかし邪というレベルを通り越したレナの思考は、ぶっつりと。いきなり途切れてしまうことになる。 それはまさしく、思ってもみない攻撃だった。 「いぎゃあっ!!」 「……がっ、ごほっ、ごほっ!」 いきなり外れた拘束、双樹はすぐさま空気を取り込もうと咳き込んだ。 霞む視界の中、それこそキスするくらい近い場所には自分を抑えていた少女が苦悶の表情で喘いでいて。 何が起きたのか。唯一考えられる可能性は、一つだった。 「孝之、さん……?」 ぼたぼたと垂れる血が、少女の白いワンピースを汚していた。 それは、彼女の左肩から流れている。茶髪の少女がレナを攻撃したのは右方から、それならばこれは孝之のいる方向からしか与えられない奇襲である。 「今よ! いいからそいつの動きを止めなさいっ!」 だが、それは本当に聞き覚えのない声だった。女性であることは分かる、つまり孝之でないことだけは理解できる。 ……茶髪の少女の件もある、ここでいきなり知らない人間が現れたことで動揺していては埒が明かないと。 今度こそ、双樹は早急な判断を下した。 朦朧とした意識の中、手探りで武器を探し出す。この近くには包丁かデザートイーグルが、必ず落ちているはずだった。 そして、次の瞬間右手に慣れ親しんだ感触が伝わる。双樹はすぐさまそれを握り締めると、間を置くことなく。 トリガーを引いた。狙ったのは、少女の足だった。 「ぎあああああああぁぁぁぁぁぁ!!!」 絶叫。そのまま側面に身を倒れていく少女の気配を感じながら、双樹もまたぼやけていく意識に身を任せるのだった。 (やった、やったよ沙羅ちゃん……恋太郎…………) その表情には、微笑すら浮かんでいた。 「はえ~、よかったです……」 ペタンと、尻餅をついたまま。佐祐理は小さく呟いた。 もう駄目だと思った、急いで駆けつけようとしたものの転んでしまった彼女はそこから再び立ち上がることができないでいた。 足が、自分の意思で動かせなかったのだ。 ガクガクと膝が笑い続けるのを抑えられなかった、緊張の中で佐祐理の肉体が迎えた限界というのはこうも早かったのだ。 奇声を発する少女は、ただただ撃たれた太ももを押さえながらのた打ち回るだけだった。もう攻撃してくる気配はない。 襲われていた女の子も、気を失ってしまっているだけでもう平気だろう。 その向こう、突如現れた長いストレートの黒髪を揺らす少女が、二人が争ってる際放心していた青年の下に駆け寄り彼の体を起こしているのが目に入る。 「大丈夫ですか、佐祐理さん」 ふと気づくと、音夢も隣まで近づいてきていた。 事が終わったのを確かめたからかだろうか。黒髪の彼女がそうしたように、音夢もまた佐祐理に対し手を差し伸べてくる。 「あはは、ありがとうございます……でも、もうちょっと待って貰ってもいいですか?」 「どうかしましたか?」 「いえ、その……足に、力が入らなくって」 あはは~と、苦笑いを浮かべる。本当に格好の悪い話だった。 音夢もまた、ふふっと微笑んでいた。 恥ずかしい気持ちも勿論あったが……ここにきて佐祐理は自分が一人じゃなかったという事実に対し、非常に安心感を持つようになっていた。 それは、この襲われた少女を助けようとする際自分一人では何もできなかったかもしれないということ。 焦ってしまい支給されたナイフに対し頭が回らなかった、でも音夢がいたからあの女の子のピンチに対応することができた。 ……いや、音夢自身は何もしていないが。それでも彼女と出会い、お互いの支給品を見せ合うことで佐祐理はあの行動を起こすことができたのだから。 それに、もし今へたり込んでしまっている自分の隣に誰もいなかったとしたら。それは、想像するだけで非常に心細く感じてしまう。 確かに疑っている面は勿論ある、でも今のところは全く問題なかった。 音夢というパートナーは、確かに佐祐理の人恋しく思う精神を癒す存在になっていた。 「そうですか。ではちょっと待っててください」 だが、そんな佐祐理の心理を知らないからか。 音夢は、今は起き上がれないという佐祐理を置いてそのまま倒れこむ二人の少女の元へと歩を進めたのだった。 ……彼女が何をしようとするのか、佐祐理は想像できなかった。 気絶してしまった方の女の子を助けるのだろうか、それとも傷を負ったあの少女を…… とにかく意図が分からないので、何も言えなかった。 だが、それでも口にすれば良かったと思う。 何でもいいから、疑問を。「何をするんですか」と、ちゃんと聞いていれば良かったと思う。 それは、後悔だった。 「ぎ……ぎゃあああああああああああああぁぁああ!!!!!」 背筋を走り抜ける寒気、あまりのことに佐祐理は息をすることすら忘れてしまった。 ぱくぱくと、魚のように動かすだけの口からは音は漏れない。 その代わり、彼女の大きな瞳からいくつもの涙がこぼれ出してきた。 悲しいとかそういう類のものではなく、ただただ大きな感情の波が襲ってきたことに体が反応してしまっているという状態であった。 「……ぁ、あぁぁ!!」 呆然と見やるのは佐祐理だけではなかった、その向こうの男女も……あまりのことに、硬直してしまっているようだった。 周囲の人間が唖然とする中、場の中央だけが淡々と流れる時間を表していた。 そして、その中心にいるのが。他でもない、音夢だった。 彼女が今手にしているのは、奇声を上げた少女の持っていた包丁だった。 コンクリートの地面に転がっていたそれを無言で拾い上げ、音夢はそのまま寝転がる二人の少女へと向かった。こうするために。 「……!」 「…………!!」 最早、悲鳴すら聞こえなかった。いや、上げられないのだろう。 ひたすら無造作に振り下ろされるそれを、二人は受け入れるしかなかったのだから。 音夢は無言のまま、包丁を上下させる運動を繰り返し続けていた。 白いセーラーが赤く染まっていくのも、全く気にしていないようだった。 「双樹、ちゃん・・・・・・?」 孝之の目の前で、少女は肉塊へと変化させられていた。 守ると、言ったのに。結局何もできなかったけれど。 他愛もないおしゃべりの中で言った自分の一言が、孝之の頭の中でグルグルと周っていた。 そう、孝之自身は何もできなかったけれど、でも双樹は命がけの戦いに勝利したはずだった。 それがどうして。どうして、彼女は。 「ふう、これだけやっておけばもう充分でしょうね」 どうして、あのような残虐な仕打ちを、受けているのだろうか。 「何してるの、さっさと逃げないとこっちが餌食になるわよ!」 見知らぬ少女に腕を掴まれる、いつの間にこの子は現れたのだろう。 ああ、そうだ。双樹ちゃんが首を絞められている時、いきなり背後から現れたこの子が双樹ちゃんを救ったんだ。 今でも覚えている、目の前を飛んでいったナイフがあのボブカットの女の子に当たったのを。 かっこよかった、この子がいなければ双樹ちゃんは首を絞められてそのまま命を落としていたのだから。 ……ああ、なら大丈夫じゃないか。問題、ないじゃないか。 「そ、双樹ちゃんを助けてくれよ……」 「はぁ?」 「もう一度、双樹ちゃんを助けてくれよ! 君ならできるだろ、さっきみたいにさ、ほらっ」 何故だろう、何故こんな、この子はこんな汚いものを見るかのような目で。俺を見るのだろう。 「いいから行くわよ、走りなさい!」 「……や、だ」 「はぁ?」 「駄目だよ、だって双樹ちゃんが、双樹ちゃんが…………」 『白鐘双樹といって、双葉探偵事務所というところで助手をやってます。所長の恋太郎は凄い人なんですよ。だから安心して任せてください 』 孝之の頭の中ではにっこりと微笑んだ双樹が、今もその優しい笑みを彼に向けていた。 強くて優しい、そして銃の扱いを教えてくれた双樹が。一緒に市街地を探索した、二人で色んな店を見て回ったあの双樹が。 「双樹ちゃん……」 「……」 瑛理子は、何も言わなかった。 ただ無言で、そのまま走り出した。孝之の腕を掴んだまま、あの場に残った人間に背を向け。 ぶつぶつと独り言を繰り返していたが、孝之もつられる形で足を動かしていた。 その歩みは決して早くないけれど、でも。 瑛理子は文句一つ言わず、ただ無言で走り続けていた。 でも、心中では。 (反吐がでるわ……) そんな毒づいた黒い感情が、徐々に広がっていくのを実感するしかなかった。 「何故こんなことをしたか……そうとでも、言いたそうですね」 そして誰もいなくなり、場に残されたのは佐祐理と音夢だけになる。 立ち上がり包丁を投げ捨てた音夢は、そのまま周囲に落ちていた双樹のデザートイーグルと……少し離れた場所に転がっていた、佐祐理の投げた自動砲を回収しだす。 音夢は作業を続けていた。佐祐理を見ようともせず、ただ黙々と。 「これからのことを考えた上で何をすればいいか、優先順位を自分でつけてみただけなんですよ」 「どういう、ことですか……」 か細い、疲れきった声が返ってきて思わず噴出しそうになる。 「言葉の通りですが?」 笑みを湛えながら振り返ると、そこにはよろよろとしたものの何とか立ち上がっている佐祐理が目に入った。 「佐祐理さん、意外と行動力ありますよね。私びっくりしちゃいました、これなら一緒にいても頼もしいですよ」 また双樹の元へ戻り、今度は彼女のデイバッグを漁りだす。 「……へえ、予備の弾まで用意されてるんですか。私よりもいい扱いされてますね」 出てきた二種類の予備弾、音夢は特に確認をすることもなくどんどん自分のデイバッグへとそれを移していった。 「これは……」 地図やコンパスといった被っている支給品は投げ捨て、食料や水などの必需品も移し終えた後。 これが最後の荷物だろうか。それは、可愛らしい表情の描かれたマグカップだった。 いかにも女の子が好きそうなデザインだった、少し使用感のあることから元は誰かの持ち物だったのかもしれない。 「これは、いりませんね」 だが、音夢はたった一言でそれを片付けた。 そして、ぽいっと。コンクリートの地面の上にそれを。投げ捨てた。 無造作に。地図やコンパス、それに先ほど振るっていた包丁を投げ捨てたのと同じように。 その気軽さが、怖かった。 「では行きましょうか……それとも、私とも争います?」 ぞっとするような、問い。再び笑い出す膝に力を入れ直し、佐祐理は音夢と対峙し続けた。 この彼女のいきなりの変容が、何を指すのか。考えようとするものの上手く動かない思考回路が佐祐理の冷静さを奪っていく。 (どう、すれば……) 音夢に対し仲間意識を持った矢先がこれだった。 しかし幸い、隠し持つナイフの存在は気づかれていない。ならやりようがあるかもしれない。 (……でも、音夢さんは、拳銃を…………) 少し明けてきた空、薄ら寒さを今になって実感するがきっとそれは時間だけが関係しているわけではないだろう。 佐祐理に与えられた選択は二つ、頭痛が生まれる中佐祐理は懸命にどうすればいいか考えあぐねていた。 「どうぞ、好きにしていいですよ佐祐理さん。あなたに選択権を与えているのですから」 一方余裕を振りまく音夢は、そう言いながら今度はレナのデイバッグへと手を伸ばすのだった。 【B-3 新市街 1日目 黎明】 【二見瑛理子@キミキス】 【装備:無し】 【所持品:支給品一式 ノートパソコン(六時間/六時間) ハリセン】 【状態:健康、この場から逃げ去る】 【思考・行動】 1:孝之をつれて逃亡 2:殺し合いに乗らず、首輪解除とタカノの情報を集める。 【備考】 川澄舞、国崎住人、佐藤良美、杉並、園崎詩音、高嶺悠人、ハクオロ、芙蓉楓、古手梨花、宮小路瑞穂を危険人物を認識しました。 ノートパソコンのバッテリーはコンセントを使わない場合連続六時間までしか使用できません。充電によって使用時間は延ばせます。 ネット内のホームページは随時更新しています。 水澤摩央とは面識はありません。 二見瑛理子が見た物はネット上の「少年少女殺し合い、優勝者は誰だ!?」というホームページです。 現時点では何らかの制限で他のページへのアクセスは出来ません。 【鳴海孝之@君が望む永遠】 【装備:トカレフTT33 9/8+1 】 【所持品:ブロッコリー&カリフラワー@ひぐらしのなく頃に祭 空鍋&おたまセット@SHUFFLE! ON THE STAGE 支給品一式】 【状態:混乱】 【思考・行動】 1:双樹は本当に死んでしまった? いや、そんな訳あるはずない 2:死にたくない 【備考】 二人は東部へと逃げました。 【朝倉音夢@D.C】 【装備: S W M37 エアーウェイト 弾数5/5 】 【所持品:支給品一式(水と食料×2) IMI デザートイーグル 10/7+1 IMI デザートイーグル の予備マガジン10 トカレフTT33の予備マガジン10 九十七式自動砲弾数7/7(重いので鞄の中に入れています)】 【状態:健康、佐祐理の出方を窺う、レナのデイバッグを漁る】 【思考・行動】 基本:純一と共に生き延びる 1・ことり、さくらを殺す 2・兄さん(朝倉純一)と合流する 3・殺すことでメリット(武器の入手等)があれば殺すことに躊躇は無い。 【備考】 目で見てすぐ分かるくらい、制服が血で汚れてしまっています ※S W M37は隠し持っています。 【倉田佐祐理@Kanon】 【装備:スペツナズナイフ】 【所持品:支給品一式、だんご×30】 【状態:精神的疲弊、音夢をどうするか思案中】 【思考・行動】 基本:ゲームには乗らない。ただし、危険人物を殺すことには躊躇しない 1・舞や祐一に会いたい 【備考】 ※ナイフはスカートの中に隠しています。 【備考】 レナの包丁は二人の死体傍に放置 瑛理子のコンバットナイフはレナの左肩に刺さったままです 【白鐘双樹@フタコイ オルタナティブ 恋と少女とマシンガン 死亡】 【竜宮レナ@ひぐらしのなく頃に祭 死亡】 [残り59人] 033 出会いと別れ 投下順に読む 035 星空の辻 031 魔女 時系列順に読む 035 星空の辻 022 天才少女、探偵少女、ヘタレ男 二見瑛理子 062 それぞれの失敗? 022 天才少女、探偵少女、ヘタレ男 鳴海孝之 062 それぞれの失敗? 028 笑顔の向こう側で 朝倉音夢 037 兄と妹 028 笑顔の向こう側で 倉田佐祐理 037 兄と妹 022 天才少女、探偵少女、ヘタレ男 白鐘双樹 019 たかだか数十分 竜宮レナ
https://w.atwiki.jp/niconicomugenjintori/pages/19.html
陣取り合戦TAG part14 パートナー 倉田佐祐理 VSアレッシー&パチュリー 勝利 part14 パートナー DQ娘 VSテリー・ボガード&ほたる 勝利 part14 パートナー アイン VSジャックフロスト&セイバー 勝利 part17 パートナー ヘリオン VS山本無頼&セル 敗北 part19 パートナー 陣内兵太 VSアレックス&中西姉妹 敗北 part19 パートナー 倉田佐祐理 VS影DIO&パチュリー 敗北 無縁塚へ 無縁塚 part33 VSヤシャオウ 敗北 part50 VSナコルル 勝利